みなさん こんにちは、4DL CTOの荒巻智隼です。

WindowsのCopilotは使っていますか？

生成AIのブームの火付け役であるChatGPTやGoogleさんのGeminiなどいくつか生成AIとチャットできるサービスがあります。

その他にもAPIを駆使して、様々なLLMを一括のプラットフォームで使える法人向けのサービスもありますね。

そんな中でMicrosoftのCopilot使っていますか？中身の生成AIが実はChatGPTと一部一緒なCopilot使っていますか。

CopilotにはCopilot Studioという機能があり、オリジナルの生成AIエージェントが作れるようになっています。

生成AI、AIエージェント、どうも難しそうだなとかいろいろ機能があるなと私も感じます。

マニュアルを読んだり、YouTubeから学んでいってもいいかなと思いますが、いっそのこと作ってみるのも早い！

ということで公式で用意されているテンプレートをまずは学んでいきたいと思います。

この記事を開いた読者さん、せっかくなので一緒にテンプレートを触っていきませんか？

目次

・今回使用するテンプレート
・テンプレでは詳細設定がどんな風になっているのか
・実務的にどのように改造してみるのか
・Teamsで使ってみる

・今回使用するテンプレート

【Web サイト Q&A Copilot】

公式説明：Web サイトのコンテンツを使用するユーザーが抱える一般的な質問に回答できるコパイロット。

場所：Copilot Studioを開いて、少し下にスクロール。”エージェントを探索する”の中にあります。

・テンプレでは詳細設定がどんな風になっているのか

実際にテストで動かしてみると、どんな詳細設定が動いているのか、Copilot Studioでは分かるようになっています。

テストチャットの中で、Copilotからの返事をクリックすると、トピックという機能内の『Conversational boosting』が動いているということが示されます。

このトピックではトリガーに『意図不明時』という設定がついています。

トリガーとは日本語訳の通り、引き金となるものです。このCopilotには他には次にようなトリガーがあるようです。

thanksと打ち込むとYou're welcome. と返事が返ってくるようなトピックがあります。

これは具体的な単語から動き出すようなトリガーのようですね。

または会話開始時のような、単語からくるものではなくシステム動作をきっかけに動くトピックもあるようです。

デフォルトの場合はそれ以外は特に設定されていない様子。

元々のテンプレの目的は「Web サイトのコンテンツを使用するユーザーが抱える一般的な質問に回答できるコパイロット。」Webサイトを適切に見て回って情報を取ってこれさえすれば動作として問題ないのでしょう。

・実務的にどのように改造してみるのか

今回の改造ポイントは３つに絞っています。

・ナレッジ：参照する情報を変えてみる

・トピック：情報参照の流れで”抱える一般的な質問”をより込み入った内容に向けて回答を引き出して、よりよい回答出力ができるように

・スタータープロンプト：何聞けばいいかわからないの時のお手伝い

まず最初にナレッジですね。

Webサイトにあたる参照する情報ソースは他には

ファイルそのものやSharepointなども可能なようです。

対お客様の時に、たまにみかけるお困りごとありますか？の時には公開Webサイトが参照先になる事もあるでしょう。

対社内の時には、なにか社内規約の確認であったり、社内システムのマニュアルとかもたまに聞きたくなるけど、ひんぱんじゃないかもしれないけどよくあるやつです。

それでは試しに架空の社内システムのマニュアルを参照するようにしてみましょう。

とりあえず架空の社内システムをChatGPTに作ってもらって...

なんだか出てきた社内システムについて"社内掲示板"と"経費精算"について質問してみました。

wordファイルを仮で設定もしてみましたが、無事に引用してくれましたね。

これで、あれどうやるんだっけ？とかお困りごと対応をCopilotに聞いて、独自でファイルで聞く事も無事できますね！

次にトピックでより深堀り出来るような流れを作ろうとしてみましょう。

例えば何をやりたいが少々不明瞭なことって、言う側も聞く側もよくある事だと思います。

なので問合せしたい時に問題の整理はしておきたいですね。

ということで、プロンプトを設定して話の内容を整理してみてもらいました。

入力されたテキストに対して、ざっくりとしたメッセージなので、内容を整理していただくための再質問を出してみてもらいました。

これにより資料から情報をもってくるための入力者のやりたい事もより整理できますね。

・Teamsで使ってみる

そしたらせっかく使えそうな改造を少し出来たのであればTeams上でも使ってみましょう。

ついでにスタータープロンプトも設定です。

無事に動きましたね！

スタータープロンプトは最初の画面にあるボタン３つのことです。

これがあると初動動きやすく使い勝手がよくなりそうですね。

ただ動画を見ていただくと、答えてくれないじゃん！といった内容がありました。

今回、このCopilotに掲載した資料はあくまでマニュアルのみでエラーに絡む情報については記載していません。そのため記載外の情報が答えられなかったのでしょうか。

この場合は

・参照元となる資料において、エラーや不具合情報の資料を増やす

・対応できない旨を伝える文章において、個別連絡先を記載する。またはCopilot Studioのフローの中で連絡いくような仕組みをつける

こういった対応も出来るかもしれません。

Teams環境内、社内環境で生成AIと社内データに関連して対話できるのはやはり便利ですね。

また次、違うテンプレートについて触っていってみましょう！

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